SIESTA -シエスタ-

2022年8月号

今月の紹介
第47回やっさ祭りポスター

 夏といえば、みなさんは何を思い浮かべますか?海、太陽、スイカ…いろいろありますが、弊社・三好印刷(株)の本社がある広島県三原市には、夏を代表するお祭り「三原やっさ祭り」があります。今年もその「三原やっさ祭り」のポスターを制作させていただきました。

 お祭りの中心行事である「やっさ踊り」は、小早川隆景公の築城を祝って城下の人たちが躍ったのが始まりと言われています。祭りは毎年8月の第2日曜日を含む金・土曜日の3日間開催され、地元三原の踊り手が三原駅前の会場を中心に練り歩き、賑わいます。そして、最終日は恒例のイベント「やっさ花火フェスタ」で祭りが盛り上がります。

 ポスターの制作にあたっては、夜空に咲く大輪の花火と、今にも「やっさ、やっさ」と歌が聞こえてきそうな躍動感のあるやっさ踊りの人形をメインに、楽しそうなデザインに仕上げました。タイトルの「やっさ祭り」は、動きのある筆文字を使用し、日本らしさを表現しています。また、背景には“夏”や“お祭り”をイメージしやすい、花火や金魚などのモチーフを使い、大人から子どもまで目に留まるようデザインしました。遠くからでもパッと目を引き、見た人にお祭りの雰囲気を感じていただけるポスターになったと思います。

 今年は3年ぶりの開催です。まだまだ制限がある中の開催ですが、久しぶりの開催に心躍り気持ちが高まります。無事に開催され、「三原やっさ祭り」の伝統が継承されることを祈念いたしております。

※「三原やっさ祭り」は、今般の状況によっては変更または中止となる場合があります。


物を売らないお店

 最近、ものを売るお店が「売らないお店」を作っているそうです。
 どういうことかと言うと、洋服を試着するなど店頭では確かめるだけで、実際の商品はインターネットで購入するといった様に、お店を「ショールーム」として使う仕組みです。因みに、お店で商品を確かめてから、ネットで購入するのは「ショールーミング」といいます。
 コロナ禍もありネット通販の利用者も多くなっています。高齢者でもスマートフォンやパソコンを使える人は増えており、幅広い年齢層にネット通販の浸透が、ショールーミングの広がりの一因になっています。
 でも、お店に来てくれたのであればその場で販売すれば良いのでは?と思うかもしれません。皆さんも経験あるかもしれませんが、お店に見に行ってもその場で同じ商品をスマホで検索し、もっと値段が安いネットショップがあればそちらで購入しようと思いませんか?
 大きなスペースを借りて様々な商品を並べ、接客をして販売するにはコストがかかるので、ネットの方が安い場合が多いです。しかし、お店でそこまでやって最終的に他社のネット通販で購入されればお店はやっていけなくなりますね。
 例えば、ヨドバシカメラは全ての商品の値札にあるバーコードをスマホのアプリで読み取れば、商品説明や在庫状況などがわかるようになっていて、その場でクリックすればレジへ行かずに購入もできます。つまり自社の通販サイトに誘導しているのです。
 さらに、ポイントなどの特典やアフターサービスを充実させて、他社の通販サイトへの流出を防いでいます。  「ショールーミング」が、これからのお店作りのキーポイントになるかもしれません。

東京営業所長 三好康仁


今月のピックアップ商品



今月の豆知識『コントラストの原理』

 人は車や家、電化製品など大きな買い物ほど、惜しげもなくオプションを付けてしまう傾向があります。よって、販売店の営業マンの中には、オプションの勧め方が意外なほど淡白なタイプもいます。熱心に勧めなくても、客はつい買ってしまうのです。
 なぜかというと、先に大きな買い物をすると、それより安い商品が一層安く感じる心理現象が生じるからです。これは「コントラストの原理」と言われています。
 チラシなどの広告を制作する場合も、コントラストの原理を利用し、商品の掲載位置を大切にすることで、より大きな効果が期待できます。


青空ミニミニフリーマーケット
9/18日開催